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ブックメーカーのオッズの解説

ベットシードをご活用いただくために、まずブックメーカーのオッズとはどのようなものか?倍率は何を示しているのか等について簡単にご説明します。

ブックメーカーオッズの背景

そもそもブックメーカー(Bookmaker)とは、イギリスで生まれた競馬・スポーツ全般・政治や経済などをギャンブルの対象として賭けの機会を提供する事業者です。

彼らは、日常のあらゆる出来事にオッズをつけて、その出来事が実際に起こったら賭けていた参加者に「賭け金 x オッズ」で配当を払い戻します。

オッズは、表面的には「結果の起こりやすさ、起こりにくさ」を示した数字であり、参加者目線では「いくら賭けたらどれだけ配当がもらえるか」という目安です。

しかし、その裏には膨大なデータから導き出された確率、トレーダー(ブックメーカー各社にあるオッズ作成部署の各スポーツに精通した専門家)の判断、参加者の嗜好など、さまざまな要素が隠れています。

ブックメーカーのビジネスモデルが誕生した初期の頃は、単純に事業者の目利きや予測をベースに倍率が決められていました。あるいは他の業者の倍率をそのままコピーしていたようです。

やがて、過去の成績や各種の統計等も用いられるようになり、それらに基づいた可能性が計算されるようになりました。

確率やトレーダーの判断などをベースに作成されたオッズは、発表後、参加者達の賭け金の偏りに合わせて調整されながら最終的な締め切りを迎えます。

参加者は基本的には賭けが当たって欲しいと願っています。そのため、賭けが一方に集中するのは、参加者の多くがその結果が起こると考えているためです。

ただし、必ずしも本当に見込みが高いからそうなっているとは限りません。応援・期待といった心理や、噂・迷信等の不確実なものが影響することもあります。また、ごく稀に八百長による不自然な偏りも生じます。

つまり、ブックメーカーのサイト上に並んでいるオッズは、事前に計算された見込み、最新の情報、参加者の反応などをひっくるめて反映したもの、と言えます。

現在、ブックメーカーのサイトはインターネット上に1000以上あり、それぞれが独自に運営しています。ベットシードでは、そのなかでも有数のブランド企業である「ウィリアムヒル」のオッズを使用しています。

なぜウィリアムヒルなのかと言うと、この会社はブックメーカー事業を90年近く継続している老舗(1934年創業)であり、自社にオッズ作成の専門部署を抱えており、今後も長期にデータが収集できると考えられるため。また、日本を含む世界中から参加者が賭けているので、その分オッズに多様な情報が反映されていると考えられるためです。(チャート自体は、ウィリアムヒルを利用中の方はもちろん他のブックメーカーで賭けている方も参考になるかと思います)

オッズの変化から読み解く

では、実際の利用イメージを掴んでいただくために、ベットシードのチャートの実例をいくつかご覧ください。

ベットシードのオッズグラフ例1

こちらはJリーグ(J1)2020シーズン最終節の、ガンバ大阪vs清水エスパルスのオッズの推移です。アウェイの清水のオッズはオープニングから一貫して少しずつ下がっています。

この変化から、徐々に清水へ賭けが偏っていることがうかがえます。

最終節の時点で、ホームのG大阪は2位が確定済、清水は最下位でした。G大阪は翌週に天皇杯の準決勝を控えていて、消化試合となるこの試合ではメンバーを普段と変えてくることが想定されていました。一方の清水は、このシーズンは降格が無いとはいえ、勝利で締めたいというモチベーションがあったでしょう。

今季全体のパフォーマンスからホームのG大阪が優位とみなされているものの、両者の状況から清水にも十分可能性があると参加者の多くが考えている、そんな心理が読み取れます。(実際、清水が2-0で勝利)

ベットシードのオッズグラフ例3

こちらは、スペイン・ラ・リーガ2020/2021第13節のセルタ・ビーゴ対カディス戦のチャートです。

オープニングオッズの発表後、すぐに反転しています。

この対戦カード、セルタはリーガの中堅クラブ、対するカディスは15年ぶりの1部リーグ挑戦です。直前までセルタは2連勝中、対するカディスも昇格チームながら前節バルセロナをホームで破る波乱を起こしていました。

ただ、どれだけカディスが大金星で勢いに乗っていたとしても、ホームのセルタよりオッズが低いというのは不自然であり、反転した後はそのまま大きく開いています。結果は案の定4-0でセルタが勝利しました。もしも、オープニングの時点でこの状況に気づいてセルタのオッズに賭けていれば、他の参加者よりもかなり良いオッズを掴めたことになります。

ベットシードのオッズグラフ例4

こちらはNBA20/21のヒューストン・ロケッツvsオクラホマシティ・サンダーの勝敗オッズのチャートです。サンダーのオッズが突然下がり始めていることがわかります。

この変化の兆候が出たあとしばらくして、ニュースではロケッツの複数選手のコロナウィルス感染が報じられました。この情報から、ブックメーカー及び参加者がサンダーの勝つ見込みが高まったと考えていると推測できます。

結局試合は延期となってしまいましたが、オッズに急に大きな動きがあった際は、結果を左右する重要なヒントが隠れているかもしれません。

ベットシードのオッズグラフ例5

こちらもNBAで、ブルックリン・ネッツとメンフィス・グリズリーズのオッズチャートです。

オープニング時点では両者のオッズには開きがありました。しかし、徐々にグリズリーズのオッズが下がって差が縮んでいるのがわかります。試合開始は日本時間9:35、その4時間ほど前に急に反転しました。

このような動きをみせたのは、ネッツの得点源の一人であるスペンサー・ディンウィディが直前の試合で負傷したこと(のちに右膝の前十字靭帯部分断裂で今季全休と発表)が理由の一つかもしれません。

試合は4Q終了時点で同点、延長までもつれて最後はグリズリーズが116-111で勝利しました。

ベットシードの用途・使い方

このように、当サイト『ベットシード』はオッズの偏りや動きをチャート状に可視化して、背後にあるさまざまな要素について考察するためのツールです。

チャートに何か気になる動きがあったら、主力選手の欠場が発表されたのか?予想スタメンと実際のメンバーが大きく異なったのか?それとも単に片方に賭け金が大きく集まっただけなのか?などの考察にお使いください。

また、いつオッズが発表されたのか?最初は何倍で最後は何倍に落ち着いたのか?という情報も参考になると思います。

そのほか、ご自身のアプローチで自由にお使いください。